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| 炭・木酢液のまめ知識 | |
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| 炭 | |||||||||||||||||||||||||||
炭とは、木や竹などを蒸し焼きのように無酸素で熱を加えると熱分解してできる、ほぼ炭素だけが残ったものです。 主要成分の炭素の他に、灰分(=ミネラル)を多く含んでいます。 炭という字のごとく、山の灰の固まりと言えます。 木の組織構造がそのまま残り、無数の小さな穴ができるので、吸着性に優れた性質を持っています。
ここで上げるのは木の炭ですが、基本的に有機物ならば、なんでも炭になります。(虫も動物も人も・・) 「木炭」―木の炭の総称で、備長炭や竹炭以外の炭という意味で呼ぶ場合があります。 「備長炭」―ウバメガシというカシの木を白炭の焼き方でやいた炭。本場の和歌山県の備長炭は「紀州備長炭」と呼んでいます。 昨今は白炭であれば他の樹木でも「〜備長炭」と名づけることが多く、それぞれの土地にちなんで「土佐備長炭」「愛媛備長炭」「日向備長炭」「秋田備長炭」と呼んでいます。 海外では、「中国備長炭」をはじめマングローブを炭材とした「南洋びんちょう」なども輸入されています。 「竹炭」―竹炭の炭材は、マダケ(真竹)やモウソウチク(孟宗竹)ハチク(淡竹)などが使われます。 木炭よりも多孔質で、竹炭は備長炭の数倍の吸着力があります。消臭材や調湿材などのほか寝具や土壌改良材などにも活用されています。 「活性炭」―高温の中で木炭に蒸気を当てて作る人工的に加工した炭で、通常の炭よりも多孔質になり、何十倍もの吸着力があるので、脱臭剤など幅広く使われています。 その反面、吸着したものを排出することができず、短期間で吸着能力が低下してしまいます。 「オガ炭」―おがくずを固めて作られる炭。六角形で真ん中に穴があいています。 中央部に穴が開いているため、七輪には縦に置いて使用すると良く燃えます。 備長炭のように着火しにくく火持ちが良いのが特徴です。 「豆炭」― 石炭に木炭を混ぜて固めて作った炭です。 低温で長時間燃える特徴があるので、煮込み料理とかアンカやコタツで暖を取るのに使われています。 「練炭」― 木炭と同じく石炭に木炭を混ぜて円筒形に固めた炭です。 大きな炭で空気孔が開いているのが特徴。 練炭専用の七輪があります。
○焼き方は大きく分類すると4つに分けられます。 「炭かま法」― 一般的に知られている土窯、または同じ構造の耐火レンガ窯、鉄窯で焼く方法。 「乾留法」― 密閉された空間に炭材を入れ、その外側から加熱し、炭化させる方法。 小学校の化学の実験で行なった試験管の中に木を入れ、外から熱して炭化させる方法と同じです。 この方法で焼く窯を「乾留炉」と言います。 「平炉法」― 木材チップ工場などから排出される樹皮やオガ屑などを大量に炭化する方法。構造は伏せやきと似ています。 この方法でやく窯を「平炉」と言います。 「簡易炭化法」― ドラム缶窯や伏せやきなどの簡易的な方法。 ○上記の「炭かま法」の中で、白炭と黒炭の2種類の焼き方があります。 「白炭」―高温(約1000度)で焼き、最後に釜の外に出し、消し炭をかけて消化する焼き方。 表面が白っぽくなるため「白炭」と呼ばれています。 非常に固く、着火しにくく、比較的低温で長時間燃えるという特徴があるので、焼き鳥やうなぎの蒲焼に使われています。 「黒炭」―白炭より低温(700度以下)で焼き、最後に窯を密閉して消火する焼き方。 着火性がよく、燃焼温度は白炭よりも高温になりますが、火持ちは良くありません。
ちょっと前まで「炭は燃料」という認識しかありませんでしたが、今や炭はいろいろと活用されています。 燃料用以外使い方を紹介します。 「炭」と表示していますが、備長炭・竹炭も含まれます。 (詳しい炭の使い方はこちら→ 無限窯の「竹炭の使い方」) ○飲料水 塩素を無害化するうえ、水の分子を小さくし、炭に含まれるミネラルが溶け出して、まろやかでおいしいミネラルウォーターになります。 ○炊飯 水道水の塩素やお米のヌカ臭さを炭が吸い取り、近・赤外線効果でふっくらしたご飯に炊き上がります。 保温時にも入れ続けると、黄ばみが少なくなります。 ○お風呂 お湯の沸かしたては気泡ができ、肌に付着してピリピリする感覚がおきますが、炭を入れると気泡を吸収するので、なめらかで肌にやさしいお湯になります。 また、近・遠赤外線効果で血行を促進させ、アルカリ性のミネラルが溶け出し水質をアルカリ性に変えるので、弱アルカリ性温泉のようになります。 さらに炭が湯アカや汚れを吸着するので、お湯のもちが良くなり、掃除も楽になります。 木酢液・竹酢液を併用して入れますと、より肌にやさしく、体が暖まり湯冷めしにくくなります。 ○煮もの 近・遠赤外線効果で、食材の芯までよく火が通り、煮くずれしにくくなります。 しかも水の分子を細かくするので、味が浸透しやすくなり、ミネラルが溶け出すので、とてもおいしい煮物が作れます。 ○漬けもの 炭のミネラル成分が溶け出すので、塩が少なくても済み、まろやかに漬けあがります。 また、水の分子を小さくするので、漬けあがりが早く、風味が良くなり、鮮度も保たれます。 ぬか漬、こうじ漬け、梅干しなどすべての漬物に使えます。 ○天ぷらなどの揚げもの 近・遠赤外線効果で芯まで熱が通り、衣がカラッとして、おいしく仕上がります。 保存時にも入れておくと、油の不純物を吸着するので、酸化を遅らせ、油の日持ちが良くなります。 ○お酒 ・ビール 煮沸消毒した炭をグラスに入れてビールを注ぐと、水の分子を小さくするので、泡が滑らかになり、のどごしがよく、キレのあるビールになります。 ・日本酒、ウイスキーなど お酒の分子を小さくし、炭に含まれるミネラル(特にカリウムとカルシウム)が溶け出して、まろやかでおいしいウォーターになります。 熱かんには、とっくりに炭を入れると、さらに口あたりが良くなります。 ウイスキーには、炭で浄水した水と氷を使えば、さらにおいしくなります。 ○米びつ 湿度を適度に調節し、虫が湧かなくなります。 また、風味や水分が失われている古米も、炭を入れておくと、意外においしく食べられます。 ○生け花 塩素などを吸着し、ミネラルが補給され、花のエチレンガス(植物は老化を早めるエチレンガスを自ら出しています)を吸収するので、生け花が長持ちします。 ○冷蔵庫 消臭作用のほか、野菜や果物のエチレンガス(植物は老化を早めるエチレンガスを自ら出しています)を炭が吸収するので、食品が長持ちします。 ただし、早く熟してほしい果物がある場合は、炭を入れておくと、いつまでたっても熟さないということがあるので気をつけてください。 ○生ゴミ発酵 炭は空気の流れをよくし、悪臭を吸収し微生物を繁殖するので、生ゴミをよく分解させます。 市販のEM菌発酵や生ゴミ処理機に加えても、より発酵を促進してくれます。 三角コーナーの生ゴミの時点で粒炭を入れておけば、キッチンの消臭・生ゴミの発酵促進・土壌改良と、とても効率のいい働きをします。 木酢液・竹酢液と併用すると、さらに効果的です。 ○トイレ 下水道やアンモニアの臭いを強力に吸収します。 ○下駄箱 湿ってこもりがちな靴の臭いをよく取ります。 ○タンス 湿度を調節し、カビ等を分解するので、衣類につく虫を寄せつかなくさせます。 臭いのきつい防虫剤を使わなく済み、肌にも安全です。 ○車 シートのゴム臭さや汗臭さ、エアコンの臭い、排気ガスの臭いなどを取ります。 (注:運転席や助手席の足元に置かないでください。ブレーキの下に入ると危険です。) ○ペット 動物特有の臭いを吸収し、マイナスイオン効果で快適な空間をつくります。 犬は炭を食べる時がありますが、体の調子を整えるために食べているそうなので、大丈夫です。 ○金魚 塩素を吸着し、ミネラルを補給し、雑菌を抑えるので、金魚の病気の発生を少なくします。 ○池 庭の池に炭を底が見えなくなる程度に敷き詰めると、浄化ポンプがなくても澄んだ水に戻してくれます。 魚や水草も生き生きします。 ○園芸 有用な微生物が繁殖し、土壌の保水性・通気性を高め、植物の根の張りを良くし、健康に育てることができます。 鉢植え・花壇・植木・家庭菜園などすべての植物と土作りに有効です。 堆肥つくりの時点で加えると、発酵を促進させ、悪臭の発生を防ぎます。 また、炭はアルカリ性なので、酸性雨対策にも有効です。 ○お部屋の空気の浄化・リラクゼーション 建材や家具から出るホルムアルデヒド等の化学物質を吸着し、室内の家電製品などから発生するプラスイオンを中和し、マイナスイオンを発生させ、快適なリラックス空間をつくります。 また、演出のひとつとして観葉植物の鉢の土の表面に炭を敷くと、おしゃれに飾れ、しかも土中の微生物を増やすので、植物も元気になります。 ○寝具 炭から発生するマイナスイオンは副交感神経に働き、心身ともにリラックスさせる効果があります。 さらに、多孔質の炭は調湿・脱臭効果があり、夏は涼しく冬は暖かく過ごせ、ここちよく眠ることができます。 まくら・マット・アイマスク・座蒲団など幅広く使われています。 特にまくらは頭の熱や汗 を吸収するので(頭寒足熱)、とても効果的に働きます。 ○アクセサリー 高温で焼きあげた硬質の炭は電気を通すことから、空気中のマイナスイオンを増やす作用があり、人体の副交感神経に働き、心身ともにリラックスさせます。 また、硬質の炭は電磁波を遮蔽する作用があります。 ○マッサージ 高温で焼いた硬質の炭で、15分ほど擦るように軽くマッサージをすると、体が温まり、痛みが軽くなり、脳波を低周波へ誘導し(リラックス)、血液がさらさらになった(赤血球凝集が軽減)、という報告があります。 東洋医学的な観点から見ると、『気』の流れを炭が整えるので、このような効果があると言われています。 Jリーグのプロサッカーチーム「ジュビロ磐田」では、マッサージやイメージトレーニングに竹炭を取り入れてから、ケガの数が減り、好成績に繋がったと言われています。 ○敷炭・埋炭 ・敷炭 床下に坪(3.3u)あたりに炭約40kgを目安に敷きます。(顆粒状の炭が適しています。) 炭は周囲の湿度が高い時は湿気を吸収し、低い時は放出する働きがあるので、一度施工すればメンテナンスの必要がなく、半永久的に調湿材として働いてくれます。 シロアリ・カビ・ダニ予防になり、木造住宅の耐久性を高めてくれます。 また、接着剤などの新建材に含まれるホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収し、快適な空間をつくります。 ・埋炭 玄関先や庭や新築の地中に炭(炭素)を埋めると、磁場エネルギーを高め、人や動植物を元気にさせます。 特に竹炭は瞑想状態のような波長と言われ、寝室などに適しているようです。 ○電磁波の遮蔽 高温で焼きあげた炭は通電性があることから、電磁波を遮蔽する作用があります。 テレビは画面の前面より左右の側面から電磁波が多く放出しているそうなので、硬質の炭を画面の左右に置くと効果的です。
炭を焼く窯には土窯、乾留炉、平炉、耐火レンガ窯、ドラム缶窯などがあり、また白炭・黒炭などの焼き方の違いもあり、それによってできる炭が違ってきますが、基本的に高温で焼かれた硬質の炭が良品とされています。 炭化温度が高いほど不純物が少なくなり、炭素構造が規則的になるので硬質の炭になります。 しかし、高温で焼かれた硬質の炭はミネラルの溶出が悪くなるので、土壌改良などの用途には低温で焼かれた軟質の炭が良いと言われています。 ○音による判断 炭を叩いてみて、キンキンと金属音がする炭は、高温で焼かれた上質なものと言えます。 鈍い音しか出ない炭は、低温で焼かれたもので、不純物が多く割れやすいです。炭化温度が650℃以上の炭から金属音を立てるものになり、より高温(約1000℃)の炭になればなる程、高い音階の金属音がします。 ○見た目の判断 ・表面 炭は黒いものですが、少し赤みがかったものは未炭化の炭で、燃やすと煙と炎が出るほどの不良品です。 表面にタールが付着しているものは、低温で焼かれたもので良品とは言えません。 銀色の光沢があり、タールがほとんど付着していないきれいなものが、高温で焼かれたもので良品です。 さらに、1000℃ほどで焼かれたものでは、逆に表面の光沢が少なくなってきれいな鼠色になります。 ・断面 機械で切った断面は分かりづらいので、手で折って炭の断面をみると、より光沢がある方が硬質な竹と言えます。 備長炭が一番光沢があり、他の木炭や竹炭で備長炭に近い光沢があるものは最高級の炭です。 ・形状 横割れがあるものは急炭化したものが多く、軽くて軟質な炭で、あまり良い炭とは言えません。 縦割れがあるものは、乾燥が不十分な時や、炭化の温度変化が急だとなりやすいのですが、品質は高温で焼かれている場合もあり、一概に悪い炭とは言えません。 竹炭の場合、板炭が平らになっているものは、高温で焼かれた良品の場合が多いです。 重量感があるものは、未炭化の炭か、高温で焼かれた最高の炭かのどちらかになります。 ○電気抵抗値による判断 高温で焼かれた炭は電気を通す性質があることから、市販で手軽に手に入るテスターで電気抵抗値(Ω、オーム)を測ることによって、炭の品質を見分けることができます。 高温で焼かれた炭ほど、電気抵抗値は限りなくゼロに近くなります。 50Ω以下の炭は最高級品と言えます。(1cm幅で測定)
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| 木酢液・竹酢液 | |||||||||||||||||||||||||||
「木酢液」とは、木炭を焼くときに出る煙を冷却して採り出した木のエキスです。 原材料が竹の場合「竹酢液」と呼び、他の木の場合は「木酢液」と呼んでいます。 生の竹を搾り出したものとは成分が違い、pH2.5〜3.5の強酸性の液体です。 なめてすっぱいように主成分は酢酸(お酢の主成分)で、そのために「木酢液」「竹酢液」と呼ばれています。 木酢液は成分の80〜90%が水で、残りの10〜20%が有機化合物です。 微量成分は酸類・フェノール類・中性物質類・カルボニル類・塩基性成分などに分かれ、その数は200種類以上に及び、これらが複合的に作用して様々な働きをすると考えられています。
「粗木酢液」― 炭化時に生じる排煙を冷却させた液体。いわゆる採り立てのもの。 「木酢液」― 粗木酢液を3ヶ月以上静置させ、上層の軽質油、下層の沈降タールを除いた中層の液体。「原液木酢液」とも呼ばれています。 「蒸留木酢液」― 木酢液を加熱し、沸点の差を利用して蒸留した液体。
「静置法」― 粗木酢液を耐酸性の容器に静置させると、不安定成分が酸化、重合してできる水溶性タールが容器の壁に付着したり、底に沈殿します。そうして付着物や沈殿物を取り除くのが静置法です。 「蒸留法」― 木酢液を加熱し、沸点の差を利用して、不純物を分離、濃縮させる方法で、高純度のものができます。 より安全なものが採れる反面、木酢液の有効な成分も除去されて、効果が低くなるとの意見もあります。 「ろ過法」― 濾紙、フィルター、シュロ紙で漉したり、炭、活性炭、ケイソウ土、セルロースで吸着させる方法。 吸着材は素材によって木酢液の有効な成分も吸着してしまう可能性のものもあります。
「木酢液」と表示しますが、竹酢液も含まれます。 (詳しい竹酢液の使い方はこちら→ 無限窯の「竹酢液の使い方」) ○お風呂 木酢液のミネラル成分が体を活性化させ、血行を良くし、湯冷めしにくくし、お肌をつるつるにします。 また、木酢液の酸成分が水の分子を小さくするので、肌への刺激が少なくなり、アトピーや皮膚の弱い方にも喜ばれています。 木酢液の竹をいぶした香りは、ストレス解消としてのアロマテラピー効果があります。 炭を併用するとより効果的です。 ○花粉症予防 木酢液に含まれているポリフェノール(「ポリ」は「たくさんの」という意味で、数種のフェノール類の総称)は、かゆみの元となるヒスタミンの放出を抑える作用があります。 ○お肌 お肌を弱酸性に保ち、皮膚の新陳代謝を促し角質を収れんさせ、新しい角質細胞を活発に作り出す働きがあります。 保湿成分のグリセリンを加えると、より成分が肌になじみ効果的です。 ○うがい のどや口内の炎症を抑え、歯の歯垢を落とし、口臭を予防します。 竹酢液に含まれるグアヤコール成分が歯周病に働くと言われています。 また、木酢液を薄めてうがいをしたら虫歯の痛みが和らいだ、という報告もあります。 ○虫さされ・切り傷など 竹酢液の酸成分が殺菌し、炎症を抑え、蚊にさされなどの体のかゆみを和らげます。 ○やけど・日焼け 皮膚の炎症を抑え、痛みを和らげます。 ○水虫 竹酢液に含まれているフェノール系化合物(4-エチル-2-メトキシフェノールと2.6-ジメトキシフェノール)に、水虫の治療に有効な抗真菌性があることが知られています。 ○リンス 血行を良くし、ふけ・かゆみを抑えます。 また、発毛促進の効果もあると言われています。 ○冷蔵庫、下駄箱、台所、トイレの殺菌・消臭 優れた殺菌力があるので、まな板や台ふきんの殺菌にも使われています。 消臭作用は、竹酢液の強い匂いでただ打ち消しているわけでなく、匂いの元となるアンモニアや硫黄化合物などの成分を、竹酢液の酸やフェノール成分が包み込み、分解して消臭しています。 ○植物 害虫や病害菌の発生を抑え、土の有用な微生物を繁殖させ、植物の生長を助けます。 ○堆肥作りに・生ゴミの発酵促進剤 臭いを中和・分解し、竹酢液の有効成分が微生物のエサとなり、発酵を促進させます。 ○小動物の忌避材 竹酢液に含まれるギ酸は、カラス・猫のほか、ムカデ・ヘビに忌避作用があります。 屋外に置く生ゴミには、カラス等を近づきにくくすると同時に、臭いを消し腐敗を防ぐ働きをします。
最近は木酢液・竹酢液をホームセンター、園芸品、自然食品店などでよく見かけるようになりましたが、窯の種類、炭材の種類、焼き方、精製法で、品質に大きく差が現れます。 同じ炭材の木酢液でも品質に差があり、効果がだいぶ違うのが現状で、いくつかの木酢液・竹酢液を試してみて、ご自分に合ったものを選んでいただくことをおすすめします。 ○色 木の種類や採取温度、精製方法によって濃さが変わりますが、良品は明るい黄褐色、または赤褐色で(ビール・ワインのようなきれいな色調)、蒸留精製をよく行なったものは無色のものもあり、一般的にうすい色の方が良いということになります。 油が浮いていて黒い色のものは、高温(煙突の温度で150℃以上)で採取した可能性があり、あまり良いとは言えません。 しかし、水で薄めた「希釈液」として販売していることがあるので、色だけの判断は難しいです。 竹酢液は木酢液と比べるとタール分が少なく、より明るい色をしています。 ○透明度 光にかざしてみて、よく澄んで見えるほど良品です。 蒸留精製したものは必ず透明ですが、静置精製しただけの原液は透明度が大事で、にごっていると静置期間が短く、精製が不十分なものと言えます。 ○におい 木酢液は燻製の香りである燻臭と、酢酸の強いにおいがするのが特徴です。 しかし、あまりにも刺激臭の強い木酢液は、氷酢酸を混入した可能性があり、よくありません。 水で薄めて色を薄くして、良品と偽ろうとする場合、pHが木酢液の標準的値(2.5〜3.5)でないと分かってしまうので、そのpHを調節するために氷酢酸を混入するそうです。 ○容器の底や内側にたまる木タール分 これは1年以上静置精製したものでも、蒸留精製したものでも、時間がたつと成分が化合反応(重合)して水溶性タールが生成されて、微量ですが不純物が溜まっていきます。 ですが、あまりにたくさん溜まるものは、静置期間が不十分か、高温(煙突の温度で150℃以上)で採取したものであまり良いとは言えません。 ○pH(ペーハー、またはピーエイチ) pHは酸性、アルカリ性を示す数値です。 中性が7で、それよりも小さいと酸性、大きいとアルカリ性です。 竹酢液は強酸性で、通常2.5〜3.5ほどのpHを示します。 もし中性(pH7)に近い木酢液があった場合、それは何かで希釈していることになります。 例外ですが、アルカリ性の接着剤を使った建築廃材を炭化したときの木酢液は、pH7〜9でアルカリ側になります。 乾留炉による木酢液はpH1.0前後で、土窯の木酢液よりpHが小さく、酸性が高くなります。 ○比重 比重は木酢液を入れたメスシリンダーに比重計を浮かべるだけで簡単に測定できます。 大まかな範囲で木酢液は1.005〜1.050(液温15℃)の間になります。 1.000に近ければ、水の比重が近いので、水っぽい木酢液で有用成分の有機物含量が少ないと言えます。 1.050より大きい場合は、水溶性タールや無機物などの異物質が多い可能性があります。 窯や炭材で数値が変わり、炭窯・ナラでは1.015前後、炭窯・針葉樹では1.030前後になります。 乾留炉や平炉による木酢液は、土窯の木酢液よりも一般的に比重が大きいことが多いです。 ○使用窯 安全性を考えると、土窯が一番と言えます。 鉄窯は、鉄分やサビなどが混入し、また燃材がガスや化学燃料の場合もあり、それらの不燃物・排気物が混入する可能性があります。 しかし蒸留精製すれば不純物を除去できるので、鉄窯の木酢液は蒸留精製品をおすすめします。 ○使用炭材 炭材の木の種類はとても重要です。 「雑木」などのあいまいな表示の場合は注意が必要です。 木にはクス(楠)・アセビ(ツツジ科の常緑樹で葉が有毒)・そのほか人畜に有害、または有害の恐れがある樹木がいくつかあります。 また、近年は東南アジアの隅々まで、更にはブラジル産の粉炭も輸入され、チリでも準備されていますが、この外国産の木酢液は特に樹種の安全性のチェックが必要になります。 (南米には矢毒として使用していた猛毒のクラーレを含む樹木があリ、地域ごとにそれを含む樹木の種類は異なっています) また、建築廃材を炭材にしたものは、防腐剤、防虫剤、塗料、釘・ホッチキスなどの金属が素材に混じり、人畜および作物に有害な物質が混入してしまう恐れがあります。 しかし、これも蒸留精製すれば、不純物を除去して安全とされています。 ○保存容器・採取装置 木酢液は酸性が強いので、木酢液採取装置・貯蔵槽・容器に、合成樹脂タンク・ガラス・陶器・ホウロウなど耐酸性資材を使用する必要があります。 ドラム缶・一斗缶は鉄分が融け木酢液が黒変するだけでなく、亜鉛その他の重金属が融けてしまうため、農業用にも不適当なものになります。 商品時の容器はPET容器(ペットボトル)を使用しているところが多いですが、ガラス容器が一番安全と言えます。 (PET素材は酸に強く、安全性は認められています) 採取装置の煙突や貯蔵槽をステンレス製品にする場合、日本工業規格SUS.304(別称18-8製)以上の高品質のステンレスを使用する必要があります。 |
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